2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of preshower detector to seach for right-handed neutrinos at FASER
Publicly Offered Research
Project Area | Exploration of Particle Physics and Cosmology with Neutrinos |
Project/Area Number |
21H00082
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
田窪 洋介 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 研究機関講師 (50423124)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | SiGeピクセル検出器 / 新粒子 / 素粒子実験 / FASER / カロリメータ |
Outline of Annual Research Achievements |
FASER実験は欧州原子核研究機構(CERN)に設置されてある大型ハドロン加速器(LHC)を用いて、MeVからGeV程度の質量を持つ新粒子を探索するための実験である。FASER実験のカロリメータは細分化されておらず、右巻きニュートリノのように新粒子が複数の光子に崩壊した場合、それらを分離して捕らえることができない。本研究者は、2光子を分離するための前段シャワー検出器の開発を目指している。この検出器にはSiGe技術を用いたモノリシック型ピクセル検出器を使用する。ピクセル・センサーへ制御信号を転送し、センサーからの信号を読み出すために、センサーとワイヤーボンドで接続されるフレキシブル基板(モジュール用基板)を使用する。そして、モジュール基板と読み出しシステムを接続するために10~40cm長のフレキシブル基板(信号転送用基板)を使用する。 2023年度は、前段シャワー検出器の実機に使用するためにこれらフレキシブル基板の開発を行った。それに加え、モジュール基板に電源を供給するための基板の開発も行った。2023年度前半は、以前作成したプロトタイプ・センサー用のモジュール基板を用いた最終試験に取り組み、修正すべき点を洗い出した。そして、2023年度後半はジュネーブ大学と協力して基板の設計を行い、実機に必要となる枚数分を製造した。今後、この基板を用いて実機ピクセル検出器を作成し、性能評価に取り組む。そして、2025年春に前段シャワー検出器をFASER実験に導入する予定になっている。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)