2021 Fiscal Year Annual Research Report
マルチスケール解析によるストレス性精神疾患の構成的理解
Publicly Offered Research
Project Area | Constructive understanding of multi-scale dynamism of neuropsychiatric disorders |
Project/Area Number |
21H00200
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
笠井 淳司 大阪大学, 薬学研究科, 准教授 (40454649)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | マルチスケール / ストレス / うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題では、分子、個々の神経活動、領野レベルの神経活動、行動レベルの多階層の統合的な解析を通じて、脳内のストレス応答性神経細胞が、どのようにして不安様行動やうつ様行動の発現制御に関わるのかを詳細に明らかにすることを目指している。本年度は、シングル細胞RNA-seq解析により、ストレス応答性神経細胞の分子特性を明らかにし、マーカー分子となる遺伝子の脳内局在をin situ hybridization法により確認した。さらに、そのマーカー分子発現細胞特異的にCreリコンビナーゼを発現するマウスの作製に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Cre発現マウスの作製に加えて、アデノ随伴ウイルスを用いて、細胞種特異的にカルシウムインジケーターを発現させたCaイメージングも開始し、バックアップ用の研究も実施できているため。
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Strategy for Future Research Activity |
反復ストレスを負荷したうつモデルマウスの神経活動を記録するとともに、他の領野の神経活動の変化との関係についても明らかにしていく。
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