2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of selective chemical tool box useful for analyses of the ubiquitin ligase substrates
Publicly Offered Research
Project Area | New frontier for ubiquitin biology driven by chemo-technologies |
Project/Area Number |
21H00270
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高岡 洋輔 東北大学, 理学研究科, 准教授 (80599762)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ケミカルバイオロジー / ユビキチン / 植物ホルモン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、これまでほとんど明らかにされてこなかった植物ホルモンを介したユビキチンバイオロジーについて、分子レベルで解析するための新規ケモテクノロジーを開発することを目指した。植物の生理現象を司る植物ホルモンの多くは、ユビキチンリガーゼ類と転写リプレッサー(およびそれらの相互作用タンパク質)とのタンパク質間相互作用を誘起する分子糊として機能する。環境ストレス等に応じて植物ホルモンが産生されるとこれらの三者複合体が形成され、転写リプレッサーがユビキチン化されてプロテアソーム経由で分解を受け、これが引き金となって転写が開始され、様々な生理応答を引き起こすとされる。これまでに我々は、植物防御応答を制御するジャスモン酸に焦点を当て、ジャスモン酸受容体であるユビキチンリガーゼCOI1と、転写リプレッサーJAZ間のタンパク質間相互作用、並びにJAZが抑制する転写因子MYCとJAZとのタンパク質間相互作用など、さまざまなタンパク質間相互作用の解析法を確立してきた。本年度は、このジャスモン酸シグナル伝達とクロストークすることが知られているエチレンのシグナル伝達についても解析を行うとともに、それぞれの主要転写因子(MYCおよびEIN3)双方が、同じ転写メディエーターの同じドメインを介して活性化されることを実証した。さらにこれらの知見をもとに、MYCに選択的なケミカルツール開発に繋げ、現在複数の論文を執筆中である。これらの成果は、植物ホルモンシグナルにおける複雑なタンパク質間相互作用ネットワークの理解につながることが期待される。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Peptide-based chemical tools that regulate complex signaling of the plant hormone jasmonate, a ligand of E3 ubiquitin ligase2022
Author(s)
Takaoka, Y., Liu, R., Li, Q., Suzuki, K., Ueda, M.
Organizer
The International Symposium in Tokyo 2022 Ubiquitin New Frontier 2022年12月3日- 4日 東京大学伊藤ホール(ポスター発表, 国際会議)
Int'l Joint Research
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