2021 Fiscal Year Annual Research Report
CFTR ユビキチン化制御剤の創出と CF 創薬への応用
Publicly Offered Research
Project Area | New frontier for ubiquitin biology driven by chemo-technologies |
Project/Area Number |
21H00294
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
沖米田 司 関西学院大学, 生命環境学部, 教授 (90398248)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ユビキチンリガーゼ / RNF185 / RNF5 / RFFL / CFTR / DUB / リガンド |
Outline of Annual Research Achievements |
A1. CF-HBE における RFFL PPI 阻害剤の有効性評価: RFFL PPI 阻害剤 化合物A は CF-HBE においても,CF 治療剤 Orkambi 存在下で CFTR 機能を改善する傾向が観察された.他の CF 治療剤存在下でも,化合物A が治療効果を増強するか否かを評価する予定である. A2. RNF5/RNF185特異的二重阻害剤の同定: ケミカルアレイスクリーニングにより同定した候補化合物について,SPR 解析,DSF thermal shift assayにより RNF5, RNF185 と結合する化合物を同定した.一部の化合物は,in vitro Ub assay により,E3 リガーゼ活性を高濃度で阻害する可能性が示唆された. A3. RNF5,RNF185のX線結晶構造解析: RNF185 断片のX線結晶構造解析に成功した. A4. RNF5-CFTR, RNF185-CFTR相互作用領域の同定: 精製タンパク質を用いた AlphaLISA により,RNF5, RNF185 の細胞質領域と,CFTR-NBD1 が直接的に相互作用することを見出した.今後,NanoBiT 法により,細胞内での結合様式を評価する. B1. CFTR 関連 DUB リガンドの同定: USP19 断片を用いたケミカルアレイスクリーニングにより,USP19 に結合する化合物候補を得た.今後,SPR 等の二次スクリーニングにより, USP19 リガンド化合物を同定する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
RFFL-DUB相互作用領域の同定は進展していないが,その他の実験計画は予定通りに進行している.
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Strategy for Future Research Activity |
USP19 リガンド探索については, USP19 DUB 活性を指標とした化合物スクリーニングや, 人工進化の手法を用いた DNA アプタマーの探索を行い, さらなる効率化を狙う.
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