2021 Fiscal Year Annual Research Report
展望記憶における認知予備能の役割理解と応用
Publicly Offered Research
Project Area | Lifelong sciences: Reconceptualization of development and aging in the super aging society |
Project/Area Number |
21H05346
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Research Institution | Nagasaki Junshin Catholic University |
Principal Investigator |
三浦 佳代子 長崎純心大学, 人文学部, 准教授 (10597412)
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Project Period (FY) |
2021-09-10 – 2023-03-31
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Keywords | 展望記憶トレーニング / 認知予備能 / 前頭葉機能 / 高齢者 / 展望記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は、展望記憶の自己認識に及ぼす加齢の影響と展望記憶における認知予備能の役割を解明し、展望記憶トレーニングの効果に関わる神経基盤、そしてトレーニング効果の促進要因としての認知予備能の影響について明らかにすることである。 2021年度は、展望記憶の自己認識に及ぼす加齢の影響と展望記憶における認知予備能の役割を明らかにするためウェブ調査を実施した。インターネット調査会社の調査パネルを用いて20歳~90歳の2,850名から回答を得た。なお,同居する 家族にも回答を依頼した。結果、1.高齢群は若者群に比べ自身の展望記憶に対する自己評価が高く、自己認識が正確であること、2.認知予備能高群は低群に比べ自身の展望記憶に対する自己評価が高く、 自己認識が正確であること、3.高齢群では全体的に認知予備力高群は自身の展望記憶に対する自己評価が高く、自己認識が正確であることなどが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度の目標は、主観的展望記憶に及ぼす加齢の影響について明らかにするためにウェブ調査を用いた横断研究を実施することと、展望記憶における認知予備能の影響について明らかにするため、主観的及び客観的評価を用いたアセスメントを実施することであった。前者の目標は達成したが、後者については使用する検査等について再検討する必要があったため計画の見直しも含めて大幅な遅れが生じている。そのため、約1年遅れで研究が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、一部計画をみなおし、VRを活用した展望記憶トレーニングの適用性と認知予備能の関連について検討するため、調査をすすめていく。
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Research Products
(2 results)