2022 Fiscal Year Annual Research Report
自閉スペクトラム症児の感覚処理特性評価研究から探る深奥質感認識個人差の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Analysis and synthesis of deep SHITSUKAN information in the real world |
Project/Area Number |
21H05837
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
熊崎 博一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (70445336)
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Project Period (FY) |
2021-09-10 – 2023-03-31
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Keywords | 自閉スペクトラム症 / 質感 / 馴化 / GAN |
Outline of Annual Research Achievements |
78枚の目玉焼き画像について自閉スペクトラム症者、定型発達者に見ていただき、好悪について評価した。自閉スペクトラム症者が好む目玉焼き、定型発達者が好む目玉焼きに分けた。そのうえで、自閉スペクトラム症者が好む目玉焼きと年齢、性別、IQ、自閉症重症度との関係、自閉スペクトラム症者が苦手な目玉焼きと年齢、性別、IQ、自閉症重症度との関係についてその相関関係を分析した。またGANを用いて任意の質感を表現できる目玉焼きを作成した。方法としてはVAEにより得られる特徴空間を分析した。得られた潜在空間に対して主成分分析を行い,目玉焼きの特徴を表現する潜在空間が得られているか確認した。 そのうえで、特徴空間をPCAし、主成分を取得した。第一主成分として、黄身の色、大きさ、第二主成分として、黄身の位置、第三主成分として、白身の広がり、第4主成分として、白身の気泡、第5主成分として焦げが候補として考えられた。また被験者へのインタビュー調査の結果から、現在までに目玉焼きをどの程度食べているかは目玉焼きの好みと関係が深いことが示唆された。また自閉スペクトラム症者、定型発達症者との間の好みの差については、馴化が影響している可能性が示唆された。自閉スペクトラム症者では定型発達症者と比較して馴化が苦手であり、一度苦手と思った目玉焼きになれるまでに時間を要することが示唆された。今後の課題として目玉焼きの好みと馴化の関係性についての検討が課題となった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)