2010 Fiscal Year Annual Research Report
三次元実像を用いた計算解剖学モデルの再構築及び診断・治療支援システムの開発
Publicly Offered Research
Project Area | Computational anatomy for computer-aided diagnosis and therapy :Frontiers of medical image sciences |
Project/Area Number |
22103505
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
廖 洪恩 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (40396784)
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Keywords | 計算解剖学 / 三次元画像 / 診断・治療支援 / モデル / 高速計算 |
Research Abstract |
本研究では「計算解剖学」における臓器の各種属性を埋め込んだ計算解剖モデルの「医用画像完全理解」のために、メガネ等特殊な装置を用いることなく裸眼で多人数で同時に観察できる実在感ある三次元実像表示技術を利用して、人間に分かりやすく提示するための「表示論」の構築を目指し、実在感ある三次元実像から「医用画像完全理解」の高度化を行うための研究環境として、低侵襲診断治療システムを実現させるべく、高度な三次元画像処理技術と高精度画像誘導低侵襲治療システムの開発を行った。本年度では「計算解剖モデル」を導入した基礎的三次元画像処理・マルチモディリティ画像表示技術を主たる目的として、主に「三次元医用画像処理・術中情報提示技術を用いた計算解剖モデルの再構築」の開発に取り組んだ。具体的には、高精度レンズアレイの開発と大画面高密度ディスプレイの選定により、超高密度画素投影技術を用いた三次元計算解剖モデル表示装置を開発し、Computer Graphicsベース情報処理技術を活用した計算解剖モデルの高画質三次元画像の高速作成・表示を行った。計算解剖モデル作成の高速化は、プラットホーム上のGPU (Graphic Processing Unit)処理を用いて観察視点ベースのリアルタイム三次元画像を作成し、高精細大画面の画素数に依存しないリアルタイム三次元解剖モデル化システムを実現した。また、計測データを基に「計算解剖モデル」の考え方を導入し、頑健かつ精密な画像理解と人体構造知識の抽出および、多次元実時空間情報のIVモデル化に適した表示システムを構築した。
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Research Products
(5 results)