2010 Fiscal Year Annual Research Report
マルチモーダル共起行動素による人物対話行動の構造化とその利用
Publicly Offered Research
Project Area | Founding a creative society via collaboration among humans and robots |
Project/Area Number |
22118506
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岩井 儀雄 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 准教授 (70294163)
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Keywords | マルチモーダル / 共起行動素 / 基底対話行動 / 事例データベース |
Research Abstract |
1.人物対話行動の計測と事例データベースの構築 複数人物の対話行動を各種センサを利用して取り込み,事例データベースを構築した.特に,複数人物の対話行動に関しては,相互のインタラクションが起こるようにシナリオを構成して行動してもらった.このデータを事例データとして収集した.このデータの収集には,研究室の既存設備を利用した.また,事例データベースのデータ表示や,マルチモーダル共起行動素抽出のためのツールを開発した. 2.マルチモーダル共起行動素の抽出 各種センサから得られた人物対話行動は,センサ特徴量空間上の軌跡として表現することができる.対話行動は,お互いの行為の連鎖によって生じていると仮定すれば,これらの連関のなかで,対話行動の応答に重要な行動を取り出すことができる.この応答に重要な行動を利用すれば,知的に振る舞うことができるロボットを実現することが可能となる.そこで,任意の2人の行動履歴の任意の部分軌跡を組にした共起行動素を考え、あらゆる行動素片の共起性を抽出する試みを行なった.
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Research Products
(3 results)