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2010 Fiscal Year Annual Research Report

実地調査に基づく内発的地域振興デザイン計画の理念構築と実践のこれまでとこれから

Publicly Offered Research

Project AreaElucidation of social stratification mechanism and control over health inequality in contemporary Japan: New interdisciplinary area of social and health sciences
Project/Area Number 22119503
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

宮崎 清  千葉大学, 名誉教授 (90009267)

Keywords資源循環型 / サスティナブル / 伝統文化 / 環境技術 / 環境材料 / 環境対応 / 環境調和型 / 農林水産
Research Abstract

本研究は、これまで策定・実践されてきた多様な地域振興デザイン計画のなかでも、とくに、地域の生活者が担い手となり、地域の生活者の精神的な豊かさの追求を目指した内発的地域振興の視座からなされてきた地域振興デザイン計画の実態を取り上げ、その理念の構築と実践に関する諸相を、実地調査を通して明確化するとともに、その知見を生かしたこれからの内発的地域振興デザインの在り方を考究・提示していくことを目的としたものである。平成22年度においては、以下の各地における現地調査を通して、当該地域で生活する高齢者ならびにその地域活動を支える行政担当者らへの聞き取り調査を実施した。○福島県大沼郡三島町、○新潟県村上市山北地域、○山梨県身延町中富地域、○台湾南投県・屏東県。また、高齢者が「ものづくり」などの地域活動への参加を通して、自らの生き甲斐づくりにどれほど寄与しているかを検討し、およそ以下の諸点を導出した。○高齢者らは、自らの「ものづくり」などの地域活動に参加し、地域の生活文化の担い手としての意識を高めることで、「人びとと交流」し、「自然と触れ合う」ことにより、自らの「健康」や「自己存在の確認」を獲得している。○「ものづくり」などの地域活動を行っている多くの高齢者たちは、概ね、上記の四つの意義をもたらす社会活動を「生き甲斐」としてとらえている。○現在「ものづくり」などの地域活動を行っていない高齢者のなかにも、「ものづくり」などの地域活動の意義を認めている者が少なくない。○「ものづくり」などの地域活動を行っている高齢者には、「よりよく生きる」ための要求・願望を抱き、地域活動のより十全な展開を希望する傾向がある。○高齢者が自らの技や知恵を活かしたいきいきとした諸活動は、地域社会の人びとの連帯意識を強めるとともに、地域の生活文化を維持・継承する貴重な機会をさまざまに創出している。

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Published: 2012-07-19  

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