2023 Fiscal Year Annual Research Report
メンブレンコンタクトを介した新規・細胞膜分解制御機構とその生理機能
Publicly Offered Research
Project Area | Multimode autophagy: Diverse pathways and selectivity |
Project/Area Number |
22H04641
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
中津 史 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50360607)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | エンドサイトーシス |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、まず我々が着目している新規エンドサイトーシス制御分子の作用機序についてイメージング解析を行った。昨年度同定した候補結合タンパク質群について、エンドサイトーシス小胞への局在化とそのタイミングについて解析を行い、アクチン制御分子については共局在性を確認した。また、候補アプローチから見出したBarドメイン含有分子についても検討したところ、極めて高い頻度で共局在することが判明した。興味深いことに、このBarドメイン含有分子はエンドサイトーシス初期にエンドサイトーシス小胞にリクルートされ、それに続くタイミングで新規エンドサイトーシス制御分子がリクルートされることが明らかになった。次に、新規エンドサイトーシス制御分子による細胞膜成分分解の意義を見出すため、ノックアウト細胞を樹立してその表現型の解析を行った。種々のオルガネラマーカーを用いた免疫染色では、主要なオルガネラの形態や分布に大きな異常は見られなかった。しかし、受容体分子のエンドサイトーシスに異常を見出した。特に、候補アプローチから見出したBarドメイン含有分子が制御することが報告されているリガンド依存性の受容体については、エンドサイトーシスのスピードが顕著に遅延していた。蛍光標識したリガンドを用いてその受容体分子のエンドサイトーシスをイメージング解析したところ、ノックアウト細胞ではエンドサイトーシス後にエンドソーム・リソソーム様構造に受容体分子が蓄積することが判明した。さらに、この欠損細胞では受容体のリガンド刺激後のシグナル伝達機構にも異常がみられたことから、メンブレンコンタクトを介した受容体分子の新たな制御機構が示唆された。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)