2023 Fiscal Year Annual Research Report
ターコイズキリフィッシュを用いたオートファジーによる新規組織形態維持機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Multimode autophagy: Diverse pathways and selectivity |
Project/Area Number |
22H04648
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
荻沼 政之 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (50825966)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | オートファジー / 代謝 / ターコイズキリフィツシュ / 休眠 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、オートファジーが多様な経路で誘導され、多彩な役割を持つことが明らかになってきており、オートファジーがさらに未知の重要な役割を果たす可能性が期待されている。我々は、前回の当該領域公募研究にて、「発生休眠」と「超速老化」という二つの特徴的性質を持つ小型魚類であるターコイズキリフィッシュ(本申請ではキリフィッシュと略)にオートファジー活性レポーターを導入し、その動態を解析することでオートファジーの全く新しい生物学的役割を探索し、キリフィッシュ休眠誘導過程においてオートファジーの活性化が起きることを発見した。この事実は、休眠個体の形態維持にオートファジーが寄与することを示唆するが、休眠時にオートファジーを活性化させるメカニズムや、オートファジーが組織形態を保護するメカニズムの詳細は不明である。そこで本研究では、キリフィッシュ胚をモデルとして休眠時におけるオートファジー活性制御機構とその意義を解明した。その結果、休眠時におけるオートファジー誘導には、細胞内酸性化に伴うオートファジーレセプターであるp62の液滴形成が重要であることが判明した。さらに、オートファジーを府活性化した休眠個体を用いた解析から、このようなオートファジー誘導が休眠時の組織形態維持に重要な役割を持つことが判明した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)