2023 Fiscal Year Annual Research Report
カテプシン群がもたらす中枢神経組織オートファジー・リソソーム分解系のマルチモード
Publicly Offered Research
Project Area | Multimode autophagy: Diverse pathways and selectivity |
Project/Area Number |
22H04652
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
谷田 以誠 順天堂大学, 大学院医学研究科, 先任准教授 (30296868)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | リソソーム / オートファジー / タンパク質分解 / カテプシン / セロイドリポフスチン |
Outline of Annual Research Achievements |
オートファジー・リソソーム分解系の研究においては、“リソソームによる分解”はどのマルチモードオートファジーにおいても避けられない“分解”を司る必須の過程である。本研究課題に関する、リソソームの主要タンパク質分解酵素カテプシンB(CtsB), およびカテプシンL(CtsL)について、脳組織における機能について研究をおこなっている。全身CtsB/ CtsL全身ノックアウトマウスでは、神経セロイドリポフスチン症モデルマウスである全身カテプシンDノックアウトマウスや中枢神経組織特異的カテプシンD(CtsD)ノックアウトマウスと非常に類似した表現型を示していた。カテプシンBおよびLはシステインプロテアーゼであり、カテプシンDはアスパラギン酸プロテアーゼであり、中枢神経における機能的ダイバージェンスある可能性がある。そこで、中枢神経特異的CtsB/ CtsL二重ノックアウトマウスを作成し、その表現型を解析した。全身CtsB/ CtsL全身ノックアウトマウス、全身カテプシンDノックアウトマウスや中枢神経組織特異的カテプシンD(CtsD)ノックアウトマウスでは、いずれも中枢神経組織にセロイドリポフスチンの蓄積を認め、GRODとよばれる異常なリソソームは観察され、生後それぞれ13日前後、26日前後、30日前後で死亡する。ところが、中枢神経特異的CtsB/ CtsL二重ノックアウトマウスは、8週齢以降も生存していた。運動機能に関しては、いくつかの運動機能テストについて、異常が認められた。また小脳の萎縮傾向が認められ、小脳皮質・小脳核におけるプルキンエ細胞の部分的脱落が認められた。また、これらの解析のためにImmuno In-resin CLEMという新規CLEM法を開発した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)