2023 Fiscal Year Annual Research Report
Shear slip experiment under pore pressure distribution by fluid injection
Publicly Offered Research
Project Area | Science of Slow to Fast Earthquakes |
Project/Area Number |
22H05294
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
椋平 祐輔 東北大学, 流体科学研究所, 助教 (60723799)
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Project Period (FY) |
2022-06-16 – 2024-03-31
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Keywords | スロー地震 / 間隙水圧 / 室内実験 / 岩石実験 / AE / レーザー変位計 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度に,12チャンネル,16bit,2MHzの計測条件でAEの連続収録が可能なAE計測システムを導入した。本AEシステムで取得したAEの連続データから地震学的手法を用いてfast slipもしくはslow slipに関する弾性波を取得し,その変遷を知る事ができる。本年度は,導入したAE計測システムの様々なテスト,評価を行い,計測システムの構築と性能評価を実施した。AEロガーで取得された信号をSSDにリアルタイムで書き出す事が可能なPCを導入し,データ書き出しに遅れがないかを,ストレステスト等を行う事で上記計測条件でのシステムの堅牢性を確かめた。 さらに,その過程で,実験中の間隙水圧の分布や伝播をより網羅的に取得するために,断層を含む試験片の弾性波速度をモニタリングすることとした。これは垂直歪みを補完するする物理量の計測となる。そこで,AE計測の分野での弾性波速度モニタリングに必要なスイッチングシステムを導入した。このデバイス選定・既存の計測システムへの組み込み等も研究時間を割く必要があった。 残念ながらマンパワーが不足して思うように研究が進まない部分もあったが,計測システムは,ほぼ完成しており,あとは実験を実行し,データを収集するのみとなった。もちろんいくつかの予備実験は実行しており,各種計測システムのテストに加え,科学データも集まりつつある。本研究プロジェクトの第二期の公募研究にも応募した。今後も継続して本研究を完遂したい。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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