2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of utilization method of automated micro-flow synthesis and machine learning for accelerating organic chemical discoveries
Publicly Offered Research
Project Area | Digitalization-driven Transformative Organic Synthesis (Digi-TOS) |
Project/Area Number |
22H05357
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
増井 悠 名古屋大学, 創薬科学研究科, 助教 (70714377)
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Project Period (FY) |
2022-06-16 – 2024-03-31
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Keywords | フロー合成 / マイクロフロー / データベース / アミノ化 / 求核置換反応 / インドール |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、マイクロフロー自動合成と機械学習の活用によって有機化学的な発見の加速を目指し、3年間でインドリルメチルのマイクロフローアミノ化法の開発、ベイズ最適化を用いた反応条件の最適化、およびその自動化に取り掛かる計画である。 2022年度はマイクロフロー法によるアミノ化法の開発とそのデータベース化に取り組んだ。インドール-3-メタノールを基質として、アミンを求核剤としたフローでのハロゲン化~求核置換反応を開発した。本反応では反応性の高いハロゲン化剤(三臭化リン)を用いてハロゲン化し、これを速やか(0.02秒)に続く求核置換反応に活用することで、良好に反応が進行することを見い出した。基質適用範囲の検討も実施した。種々の置換基をもつインドール-3-メタノール類縁体において、フローでの求核置換反応に成功した。また、種々のアミンを用いて求核置換反応を検討したところ、第一級アミンおよび第二級アミンのいずれも良好に求核置換反応が進行した。プロリン類縁体やグリシン類縁体といったアミノ酸類縁体についても、それぞれ収率84%、83%で反応が進行し、当初計画していた収率80%以上の目標を達成できた。これらのデータは電子実験ノートの活用によって効率よくデジタルデータとして保管した。 以上の通り、2022年度に計画していた反応開発とデータベース化は完了した。本成果によって、論文発表1件および国際学会発表(招待講演、口頭)1件を報告した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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