2023 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular basis for plastic waste-induced reversal photacsis of marine plankton and its impact on ecology
Publicly Offered Research
Project Area | Advanced mechanics of cell behavior shapes formal algorithm of protozoan smartness awoken in giorama conditions. |
Project/Area Number |
22H05681
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
広橋 教貴 島根大学, 学術研究院農生命科学系, 教授 (90376997)
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Project Period (FY) |
2022-06-16 – 2024-03-31
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Keywords | 走光性 / マイクロプラスチック / 海洋ゴミ |
Outline of Annual Research Achievements |
甲殻類アルテミアが示す正の走光性(光源側へ移動する性質)が、天然ゴム製品から容易に遊離する水溶性の未同定物質により負の走光性へ逆転することを発見した。まず、逆転誘起物質を同定するために走光性逆転を定量化するアッセイ系の確立を試みた。正方形の水路を作り4方向から青色LEDを照射して水路を回転遊泳させて、ゴム物質を加えて逆転させる系を作った。流速測定方法を検討している。次にゴム物質の精製を試みた。加熱濃縮で失活しないこと、ODSカラムに吸着し、60%EtHOで溶出すること、また逆転誘起物質は綿繊維に良く吸着することがわかった。さらに甲殻類アルテミアは、多くは正の走光性を示すものの、一定の割合で負の走光性を示すものがいる。この負の走光性は反光源側へ集合する性質を示し、光路から外れて暗いところへ留まる性質ではないことから、負の走光性の定義を見直した。つまり、光の反射など弱い光を好んで走行する性質であるかを実験的に確かめた。予備結果ではそのような傾向が見られた。さらに光波長への選好性と馴化、アロタキシスについても検討している。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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