2012 Fiscal Year Annual Research Report
炭素ラジカル種の簡便な発生法およびそれを利用したカップリング反応の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Molecule Activation Directed toward Straightforward Synthesis |
Project/Area Number |
23105521
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
白川 英二 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70273472)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 有機化学 |
Research Abstract |
前年度までに,アリール Grignard 反応剤が,遷移金属の助けを借りずにハロゲン化アリールおよびアルケニルとカップリングを起こすことを報告していた.この種の有機金属化合物を用いるクロスカップリング反応が,遷移金属触媒なしで進行することを示した初めての例である.今年度は,アリール亜鉛化合物も遷移金属の助けを借りずにハロゲン化アリールやアルケニルとクロスカップリングを起こすことを明らかにした.アリール Grignard 反応剤を用いる反応と比べて官能基選択性に優れており,エステルやシアノ基のような求電子性官能基をもつアリール亜鉛化合物やハロゲン化アリールも反応に用いることができる.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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