2012 Fiscal Year Annual Research Report
ガンマ線バースト・極超新星に於ける爆発的元素合成
Publicly Offered Research
Project Area | Research on the Emergence of Hierarchical Structure of Matter by Bridging Particle, Nuclear and Astrophysics in Computational Science |
Project/Area Number |
23105709
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
長滝 重博 京都大学, 基礎物理学研究所, 准教授 (60359643)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ガンマ線バースト / 極超新星爆発 / ブラックホール / 爆発的元素合成 / R-Process元素合成 / コラプサー / 一般相対性理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
ガンマ線バースト・極超新星の発生メカニズムは未解明なことが多く、極超新星の明るさを決定している56Niがいつ、どこで、どれだけ生成されているのか解明出来ていません。その原因は、コラプサーのダイナミクスをシミュレートするグループと、元素合成のシミュレーションを行っているグループがそれぞれ別個の計算をしており、ガンマ線バースト・極超新星の統一的な描像が描けていない点にあります。この状況を打開するため、本研究では極超新星に於ける56Ni生成問題をコラプサーのダイナミクスと絡めて研究するという、世界初の試みを展開します。これにより極超新星の56Niがいつ、どこで、どれだけ出来るかということを明らかにします。また、ガンマ線バーストジェット領域は高エントロピー領域となることが期待されますので、R-process元素合成が起こる可能性を検証します。本年度は、原子核ネットワークを流体コードに組み込むことに成功し、ジェット状超新星爆発に於ける56Niの生成量を従来よりも正確に求めることに成功しました。ネットワークはまだ小さく、原子核同位体の組成比を議論することは出来ない状態ですが、流体計算と原子核ネットワークを組み合わせることが出来たことは大きな進展と言うことが出来ます。今後更にネットワークを広げ、より正確にコラプサーモデルに於ける56Ni, R-process核の生成を議論出来る展望を持つことが出来ました。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Modeling High-energy Light curves of the PSR B1259-63/LS 2883 Binary Based on 3D SPH Simulations2012
Author(s)
Takata, J.; Okazaki, A. T.; Nagataki, S.; Naito, T.; Kawachi, A.; Lee, S.-H.; Mori, M.; Hayasaki, K.; Yamaguchi, M. S.; Owocki, S. P.
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Journal Title
The Astrophysical Journal
Volume: 750
Pages: 70-1~10
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] A high-resolution study of the X-ray emission and Sunyaev-Zel'dovich effect in the Bullet cluster (1E 0657-56)2012
Author(s)
Prokhorov, D. A.; Million, E. T.; Akahori, T.; Zemcov, M.; Moraghan, A.; Nagataki, S.; Yoshikawa, K.; Colafrancesco, S.; Rawle, T. D.; Egami, E.
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Journal Title
Monthly Notices of the Royal Astronomical Society
Volume: 426
Pages: 2291-2299
DOI
Peer Reviewed
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