2012 Fiscal Year Annual Research Report
ソフト界面構築による強磁性ナノ粒子の機能化
Publicly Offered Research
Project Area | Molecular Soft-Interface Science |
Project/Area Number |
23106718
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
栄長 泰明 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (00322066)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ナノ粒子 / 表面修飾 / 磁性 / 超伝導 |
Outline of Annual Research Achievements |
磁性や超伝導を示すナノ粒子は、次世代エレクトロニクス材料のひとつとして盛んに研究開発が行われている。そのような中、これらの電子物性に加えて新たな機能を付与したナノ粒子を創製することは、応用の可能性を広げる点で意義深い。これまでに我々は、「界面化学修飾による光機能化」というアプローチから光応答型磁性ナノ粒子の創製に成功してきた。本研究ではこれらの考え方を「ソフト界面構築」という観点で捉え、これまでに報告例のない「界面機能化によるバイオ応用可能な室温強磁性ナノ粒子の創製」を目指した。具体的には、バイオ応用できる磁性ナノ粒子として、室温にて大きな磁気ヒステリシスを示すFePtナノ粒子の界面修飾を行い、温熱療法への応用に利用できる水分散磁性粒子の創製に成功した。さらに、磁気検出型DNAセンサーへの応用を目指し、室温強磁性を示すトリフェニルホスフィン保護Auナノ粒子を合成したところ、平均粒径が1.7 nm、300 Kにおける保磁力が40 Oeの粒子を合成することができた。はじめに、ターゲットであるチオール化DNAと同程度の分子量を有するチオール化PEGを用いて配位子交換を行ったところ、Auナノ粒子が有機層から水層へ定量的に抽出され、配位子交換が可能であることがわかった。今後、DNAセンサーとして利用できることの検証を行ってゆく。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)