2012 Fiscal Year Annual Research Report
自己組織化ペプチドを用いるナノファイバーの構築と融合マテリアル展開
Publicly Offered Research
Project Area | Fusion Materials: Creative Development of Materials and Exploration of Their Function through Molecular Control |
Project/Area Number |
23107512
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
三原 久和 東京工業大学, 生命理工学研究科, 教授 (30183966)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ペプチド / ナノフファイバー / βシート / 融合マテリアル |
Outline of Annual Research Achievements |
以下の課題について、研究を展開し、新規機能性の自己組織化ペプチド融合マテリアルの開発を行った。 1.自己組織化ペプチドの設計とペプチドナノファイバーの構築:細胞機能性基を有しβシート構造をとり、自己集合化により幅20~100nm、長さ数μmのナノファイバーを構築するペプチドをさらに設計・合成した。ペプチドナノファイバーの立体構造特性や構造制御方法を明らかにした。ペプチド配列に応じ、カルシウムイオンと融合し、ハイドロゲルを形成する分子制御達成し、細胞の機能を制御する設計を行った。 2.ナノファイバーに特異的に結合するペプチドの進化分子工学法による獲得:平成23年度において、ファージディスプレイ法による進化分子工学手法で、ナノファイバーへ特異的に結合するペプチド群を獲得した。ペプチドライブラリ(約1x107乗種)を遺伝子的に構築し、その中からナノファイバーに特異的に結合するペプチドをバイオパニング選択により獲得する研究である。さらに獲得したペプチドファージをクローニングし、個々のペプチドを化学合成により調製した。獲得されたペプチドを用いて、特異的にナノファバーの表面構造を識別できる分子制御を行い、抗体結合の金ナノ粒子をナノ制御配置した。 3.ナノファイバーを利用した人工細胞外マトリクス・融合マテリアル創成:カルシウムイオンとの融合化により、外部イオンと応答し、機能性を向上できる自己組織化ペプチドを構築し、ナノファイバーのネットワーク機能強化させ、細胞外マトリクスとして応用できるペプチドハイドロゲルを作成した。さらにペプチドナノファイバーに細胞機能制御配列を導入し、細胞の接着増殖や分化を制御できる人工細胞外マトリクスとして新規機能化した融合マテリアルの創成研究を創成した。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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