2012 Fiscal Year Annual Research Report
ストレスホルモン曝露に伴うシナプス形成・可塑性障害の分子メカニズム
Publicly Offered Research
Project Area | Generation of synapse-neurocircuit pathology |
Project/Area Number |
23110510
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
祖父江 憲治 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 副学長 (20112047)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 感情障害 / グルココルチコイド / ストレス / 大脳形成障害 / シナプス形成障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
ストレスに伴うHPA系恒常性破綻に起因するストレスホルモン(グルココルチコイド)曝露は、シナプス形成・可塑性から大脳構築に至る障害を来たし、うつ病・不安障害・PTSDなど感情障害発症の要因となっている。 本研究では、ストレスホルモン曝露に伴うシナプス形成・可塑性障害の分子メカニズムを、アクチン細胞骨格群・PSD蛋白質群およびシグナル伝達分子による制御から解析を行った。ストレスホルモンを全く含まない長期神経細胞(分散・スライス)培養系用の完全合成培地を開発し、ストレスホルモン濃度依存的にカルデスモン発現が減少し(転写と蛋白質レベル)、スパイン脆弱化を来たすことを見出した。FRAPおよびLifeAct法を用いたスパイン内のアクチンダイナミクスの解析により、カルデスモンはアクチンフィラメントの安定化を介してスパイン形成と可塑性を制御していること、ストレスホルモン依存的なカルデスモン発現減少はアクチンフィラメント不安定化を来たしスパイン脆弱化を起こすことを明らかにした(J. Neurosci, 32, 14583, 2012)。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Reciprocal expression of MRTF-A and myocardin is crucial for pathological vascular remodelling in mice.2012
Author(s)
Minami T,Kuwahara K,Nakagawa Y,Takaoka M,Kinoshita H,Nakao K,Kuwabara Y,Yamada Y,Yamada C,Shibata J,Usami S,Yasuno S,Nishikimi T,Ueshima K,Sata M,Nakano H,Seno T,Kawahito Y,Sobue K et al.
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Journal Title
The EMBO Journal
Volume: 31
Pages: 4428-4440
DOI
Peer Reviewed
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