2012 Fiscal Year Annual Research Report
ALSの病態解明に向けたRNA結合蛋白質TDP-43及びFUSの網羅的機能解析
Publicly Offered Research
Project Area | Diversity and asymmetry achieved by RNA program |
Project/Area Number |
23112712
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
河原 行郎 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80542563)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 脳神経疾患 / RNA / 筋萎縮性側索硬化症 / 痴呆 / 遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ALSの病態と深く関連する二つのRNA結合蛋白質TDP-43とFUSそれぞれが持つRNA制御機能全体と、連携して果たす機能についての分子基盤情報を構築し、ALS病態の統合的解明へ役立てることを目的として研究を開始した。昨年度までに両タンパク質に結合するRNAを網羅的に同定するためのPAR-CLIP法の樹立を目指し、cDNAライブラリー作製のための様々な条件検討を行った。その後、本年度は、3回のdeep sequenceを行い、研究室内でその後の情報解析ができる体制を構築してきた。その結果、RNaseの濃度やRNA断片長などさらに条件を変更する必要があることが判明し、ライブラリー作製を繰り返した。最終的には、TDP-43やFUS両方のライブラリーにて、予想される結合モチーフが検出されるなど、PAR-CLIP法によるライブラリー構築から情報解析までを研究室内で一貫してできる体制が樹立できた。現在、TDP-43とFUSそれぞれが、どのようなRNAのどのような部位に結合しているのか、詳細な情報解析を進めている。更には、TDP-43とFUSに共通する遺伝子の絞り込みを行っている。また、ALSで同定されている遺伝子変異の入ったTDP-43についても、PAR-CLIP法でdeep sequenceし、変異型TDP-43が野生型と比較してどのようにターゲット認識に差異があるのかも解析中である。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] small RNAs2013
Author(s)
KAWAHARA Yukio
Organizer
第7回日仏先端シンポジウム
Place of Presentation
ロイヤルオークホテル (滋賀)
Year and Date
2013-01-25
Invited
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