2012 Fiscal Year Annual Research Report
トランスゴルジネットワークにおけるロドプシンの選別機構
Publicly Offered Research
Project Area | Intracellular logistics: interdisciplinary approaches to pathophysiology of membrane traffic |
Project/Area Number |
23113712
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
佐藤 明子 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (30529037)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | GPI生合成 / GPIアンカー型タンパク質 / ラフト / ロドプシン / ショウジョウバエ / 視細胞 / トランスゴルジネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究の開始以前に、GPI生合成に関わる因子がロドプシンの選別に関わるという結果を得ていた。しかし、GPI生合成に関わる因子がどのようにしてロドプシンの選別に関わるのかという問題が残っていた。酵母では、GPI生合成が欠損するとラフトが正常に形成されなくなるという報告がある。そこで、ロドプシンの選別にラフトが関与する可能性があるのか、GPI生合成に関わる因子の欠損によるロドプシンの選別の異常が、ラフトの形成不全で説明できるかどうかについて生化学実験、免疫組織実験により検討を行った。その結果、ロドプシンの選別・輸送にラフトが関与する可能性が低いという結果が得られ、GPI生合成に関わる因子の欠損によるロドプシンの選別の異常が、ラフトの形成不全では説明できないという結論が得られた。そこで、我々の研究グループでは、GPIアンカー型タンパク質Xがトランスゴルジネットワークに局在し、ロドプシンの選別に関わるという仮説を立てた。本年度後半は、これまでのGPI生合成に関わる因子がロドプシンの選別に関わるという結果と、ラフトのロドプシン選別への非関与、さらに我々の立てたモデルを論文にまとめ発表した。さらに、GPIアンカー型タンパク質Xを同定するためのスクリーニングを開始した。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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