2012 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロ流体デバイスを用いたクロマチンファイバーの個別操作・動態解明
Publicly Offered Research
Project Area | The physicochemical field for genetic activities |
Project/Area Number |
23114704
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小穴 英廣 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20314172)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ゲノム / バイオテクノロジー / ナノバイオ / マイクロ・ナノデバイス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題においては、蛍光顕微鏡下、溶液組成制御が可能なマイクロ流体デバイス内で、分裂酵母スフェロプラストから単離した全長100 μm を超える長大なクロマチンファイバーをインタクトな状態で個別操作し、周囲の溶液環境変化に応答したクロマチンファイバー高次構造変化を逐次的に調べることで、階層的な高次構造間の動態を、ファイバーに沿った空間的位置情報も含めて明らかにすることを目的としている。そしてこの目的達成のため、マイクロ流体デバイスの設計・開発から行い、汎用的な研究手段の一つに発展させることも視野に入れて研究をおこなっている。本年度は前年度に開発した「クロマチンファイバー上のタンパク(ヒストンまたはヒストン-蛍光タンパク質)に対する抗体をマイクロビーズ表面に修飾し、これを光ピンセット操作する事で、マイクロ流体デバイス中でスフェロプラストから単離したクロマチンファイバーを捕捉・搬送する技術」を更に発展させ、単離したクロマチンファイバーをこの光駆動マイクロツールにより操作し、マイクロ流体デバイスの主流路内に設置した微小構造体に、基板から浮かせた状態で固定することを達成した。そして、この流路内に固定したクロマチンファイバーに対して免疫染色実験を行い、マイクロ流体デバイス内で個々のクロマチンファイバーに対して免疫染色が可能であることを実証した。以上から、個々の細胞から単離したクロマチンファイバーを断片化させることなく取り扱い、個々のクロマチンファイバーに対する免疫染色実験を逐次的に行うのに、マイクロ流体デバイスを用いた実験法が非常に有望である事を実証した。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)