2012 Fiscal Year Annual Research Report
血管‐神経ワイヤリングにおける介在細胞の役割とEMP‐神経幹細胞間生物活性の解析
Publicly Offered Research
Project Area | Vasculo-neural wiring and their interdependent crosstalk |
Project/Area Number |
23122506
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
山本 誠士 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (10456361)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 血管 / 神経 / EMP |
Outline of Annual Research Achievements |
血管が形成する神経幹細胞niche(vascular niche)への理解は非常に重要な研究課題である。しかしながらvascular niche の本質はいまだ明らかになっていない。我々はendothelial microparticles (EMP)が神経幹細胞のstemness維持に及ぼす作用を検証し、vascular niche の本質に迫ることを本研究の重点課題とした。 血管内皮細胞と神経幹細胞との共培養系を確立し、幹細胞マーカーの発現を解析した。血管内皮細胞と神経細胞を共培養すると、興味深いことに、神経幹細胞のstemness保持が促進され、神経分化が抑制される傾向がmicroarray解析、免疫細胞化学的解析の結果明らかとなった。血管内皮細胞が産生するendothelial microparticles (EMP)が神経幹細胞の分化をコントロールしている可能性が考えられたため、共培養系におけるmicroparticle画分のmiRNA array解析を行った結果、神経幹細胞の分化を抑制するmiRNA群の発現が観察された。以上の結果から、血管内皮細胞が形成する神経幹細胞nicheの一つとして、EMPに包含されるmiRNAが重要であることが示唆された。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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