2012 Fiscal Year Annual Research Report
細胞間ワイヤリングを基軸とする血液脳関門の制御機構
Publicly Offered Research
Project Area | Vasculo-neural wiring and their interdependent crosstalk |
Project/Area Number |
23122519
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
菅田 浩司 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60508597)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ショウジョウバエ / 血液脳関門 / 遺伝学 / BBB / スクリーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、強力な遺伝学を応用できるショウジョウバエをモデル生物として用いる事で血液脳関門 (BBB) 関連遺伝子のスクリーニングを行い、その分子機構を生体レベルで解析する事を目的とする。これまでの BBB 研究では、Tight Junction 複合体に含まれる新たな分子の探索やそれを支持する細胞骨格に関する研究が多くなされて来た。本研究では、モデル動物の特性を活かして、特に BBB 制御における細胞外環境の意義に関する解析を目指しており、この目的の為に、血管内皮細胞に非自律的な制御機構を担う分子の同定とその分子機構の解明を目指す。 平成24年度は、申請者が立案した in vivo スクリーニングを実行し、ショウジョウバエ全遺伝子の約半数について解析を行った。これまでに、目的の表現型を示す複数の候補分子を得る事に成功した。これまでの解析から、進化的に保存された膜タンパク質の発現を抑制する事で BBB の機能が著しく低下する事を見出した。また、本分子はショウジョウバエ中枢神経系においては BBB を形成する細胞に非常に特異的に発現する事を見出した。ヒトホモログは血管内皮細胞に発現しているが、その BBB の制御機構に関しては全く明らかとなっていない。従って、本解析系が世界に先駆けた優れた解析系である事が強く示唆される。次年度以降は、本タンパクと相互作用する基質の同定及び、これらが誘導する細胞内シグナル伝達機構の探索と解析を進める予定である。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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