2012 Fiscal Year Annual Research Report
アルファアレスチンによる絶食応答・脂肪蓄積制御
Publicly Offered Research
Project Area | Molecular Basis and Disorders of Control of Apetite and Fat Accumulation |
Project/Area Number |
23126512
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
増谷 弘 京都大学, ウイルス研究所, 准教授 (50252523)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | TBP-2/Txnip / アルファアレスチン / 糖尿病 / エネルギー代謝制御 / 脂肪蓄積制御 / インスリン抵抗性 / 筋肉 / 脂肪細胞分化 |
Outline of Annual Research Achievements |
Thioredoxin biniding protein-2 (TBP-2)/ Txnipはエネルギー代謝制御の鍵分子であり、脂肪蓄積制御の重要なターゲットであると考えられる。本研究は、高血糖によるTBP-2の発現調節機構、TBP-2によるエネルギー代謝制御機構を明らかにすることによって、脂肪蓄積制御法の開発への貢献を目指すことを目的とした。今年度の成果として、 1) TGF-betaファミリーは脂肪組織の分化制御に関与している。TBP-2のノックアウトマウスのMEF細胞や細胞株でのTBP-2のノックダウンは、Smadのリン酸化を増強させており、TGF-betaの転写シグナルを増強し、下流の遺伝子の発現を増強することを示した。これらの結果により、TBP-2がTGF-betaのシグナルを制御する分子であることを明らかにした(Masaki et al., PLoS One, 2012)。 2) C2C12筋肉細胞株や3T3-L1脂肪細胞株においてTBP-2の発現が高血糖により顕著に転写レベルで誘導された。また、3T3-L1脂肪細胞株においてTBP-2の発現が脂肪分化誘導により増加することを示した。TBP-2プロモーターのdeletion mutantを作成して解析することにより、C2C12細胞においてglucoseに対する反応を示す部位として、これまで報告されていたcarbohydrate responsive element とは別の部位が必要であることを同定した。 3) TBP-2によるインスリン感受性制御機構の解析TBP-2によるインスリンの感受性抑制の分子機構を明らかにするため、C2C12筋肉細胞株においてTBP-2と相互作用する分子のプロテオミクス解析のためのアッセイ系を作成した。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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