2013 Fiscal Year Annual Research Report
GSOシンチレータの放射線損傷回復の理解とその能動的回復の挑戦
Publicly Offered Research
Project Area | Quest on new hadrons with variety of flavors |
Project/Area Number |
24105704
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
さこ 隆志 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教 (90324368)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 放射線計測技術 / 無機シンチレータ |
Research Abstract |
2013年11月12日と13日の夜に、放射線医学総合研究所 HIMAC加速器において、290MeV/nの炭素ビームを照射し、GSOシンチレータの放射線損傷とその回復の詳細な測定を行った。 測定には3本のGSOバーを用い、二本には大強度ビームによる10kGyの被曝を与え、一本は被曝を与えない参照用サンプルとした。大強度被曝をしたうちの一本には、ピーク波長1μメートル、強度200mW/cm^2の赤外線を照射し、回復の加速を観測した。三本のサンプルの出力は、可動ステージに載せることで同一の光電子増倍管で測定し、光電子増倍管利得の時間変動等の効果を取り除いた。 結果:10kGyの被曝をすることで、先行研究と同様に20%の増光が確認できた。1-3時間放置するることで、室温における増光からの自然回復も観測された。一方、1-3時間後から赤外線照射と非照射サンプルの測定結果を比較したが、回復速度に有意な差は見られなかった。同様な測定を2晩繰り返したが、2晩とも同じ結論が得られた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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