2013 Fiscal Year Annual Research Report
マウス精上皮管腔極性化機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Regulation of polarity signaling during morphogenesis, remodeling, and breakdown of epithelial tubular structure |
Project/Area Number |
24112526
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
北舘 祐 基礎生物学研究所, 生殖細胞研究部門, 助教 (10455214)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 上皮管腔 / 極性 / 精子形成 / 精上皮 / 精細管 / 精上皮管腔 / 血管 / 幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
上皮管腔組織の一つ精細管は偏りのないチューブ(管)構造と考えられてきた。しかし、近年精子幹細胞が管内で均一に分布せず、血管・間質付近に偏在することが報告された。このことから、一様にみえるチューブ構造に、血管・間質と関連した「極性」が存在し、精子幹細胞が偏在する「ニッチ」と呼ばれる特殊な微小環境が存在することが示唆された。 「ニッチ」の構造実体を明らかにするため、私は血管・間質付近の精細管表面をマイクロダイセクションし、発現遺伝子をスクリーニングしてきた。この中で、同定された遺伝子の大部分が血管・間質に沿って精細管表面を覆うシート状の細胞に発現することが明らかとなった。この細胞は幹細胞を制御する「ニッチ」となり、管構造に「極性」を生む可能性がある。 これまでに、この細胞が精子幹細胞数を安定的に維持するとともに、幹細胞のダイナミズムを調節することが明らかとなってきた。「ニッチ」は幹細胞の未分化性やダイナミズムを制御する特別な微小環境であると考えられている。精細管と同様、管腔組織の多くは幹細胞をもつが明瞭なニッチ構造をもたない。このような組織において、ニッチ構造を推定・解析する上で、本研究は一つの基盤になると考える。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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