2013 Fiscal Year Annual Research Report
RNA分解を介した核局在型高分子非コードRNA作用マシナリーの制御機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Functional machinery for non-coding RNAs |
Project/Area Number |
24115706
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
秋光 信佳 東京大学, アイソトープ総合センター, 准教授 (40294962)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | RNA |
Research Abstract |
自然免疫システムは、細菌やウイルス等の感染病原体の初期認識ならびにその後の炎症反応の惹起や獲得免疫の誘導に重要な役割を果たす生体防御メカニズムのひとつである。この自然免疫システムでは、感染病原体に対抗したサイトカイン類の適切な発現制御が要となる。当アイソトープ総合センターの秋光教授、和田教授らのグループは、ウイルス感染に応答したサイトカイン遺伝子の転写制御を核内長鎖ノンコーディングであるNEAT1が制御していることを見いだし、その分子機構を解明した。 インフルエンザウイルスなどの感染がNEAT1ノンコーディングRNAを転写誘導し、誘導されたNEAT1がIL8などのサイトカイン遺伝子群の転写リプレッサーであるSFPQをプロモーターから乖離(脱抑制)させることを見いだした。このSFPQの乖離がサイトカイン遺伝子の転写を引き起こし、その結果、ウイルス感染細胞からのサイトカイン類の発現量を増加して自然免疫システムを活性化するメカニズムを明らかにした。今回の研究では、核内長鎖ノンコーディングRNAが自然免疫応答の分子スイッチとして機能することを初めて示した成果である。これまで、ウイルス感染に応答したサイトカイン遺伝子群の転写活性化機構として、転写因子NFκBが主に注目されて研究がなされてきた。NEAT1が欠損した細胞では、NFκBが正常に存在してもサイトカイン遺伝子が十分に転写誘導されなかったことから、今回見いだされたNEAT1ノンコーディングRNA依存的なサイトカイン遺伝子発現誘導機構は適切な自然免疫応答にとって必須な機構であることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Long noncoding RNA NEAT1-dependent SFPQ relocation between nuclear body paraspeckle and promoter mediates IL8 expression in response to immune stimuli.2014
Author(s)
Imamura K., Imamachi N., Akizuki G., Kumakura M., Kawaguchi A., Nagata K., Kato A., Kawaguchi Y., Sato H., Yoneda M., Kai C., Yada T., Suzuki Y., Yamada T., Ozawa T., Kaneki K., Inoue T., Kobayashi M., Kodama T., Wada Y., Sekimizu K. and Akimitsu N.
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Journal Title
Molecular Cell
Volume: 53
Pages: 393-406
DOI
Peer Reviewed
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