2013 Fiscal Year Annual Research Report
大腸菌グリコーゲン機構をモデルとした転写・酵素・代謝物相互作用ネットワークの理解
Publicly Offered Research
Project Area | Synthetic biology for the comprehension of biomolecular networks |
Project/Area Number |
24119509
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
松野 浩嗣 山口大学, 理工学研究科, 教授 (10181744)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | システム生物学 / 大腸菌 / 遺伝子制御 / グリコーゲン / タンパク質局在 |
Research Abstract |
これまで比較的軽視されてきた、代謝物制御に関わるタンパク質局在の影響を積極的に考慮し、新しい知見を得た。すなわち、HPrタンパク質の局在がグリコーゲン分解の決定要因として強く働いていることを、この機構を組み込んだシミュレーションの実行結果が生物学的事実と無矛盾に対応することを示すことによって主張した。 PTSタンパク質のHPrとEIIAGlcの作用がグリコーゲン代謝の制御に重要な働きをしていることを示した。具体的には、大腸菌の生活環におけるグリコーゲン利用の仮説、すなわち、誘導期初期では補助的エネルギーとて使われるが、誘導期後期から対数期の間で大腸菌内に蓄積され、定常期においてゆるやかな生存のために少量ずつ消費される、という一連のグリコーゲン利用は、HPrとEIIAGlcを中心とする因子群によって制御されることをシミュレーションによって検証した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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