2013 Fiscal Year Annual Research Report
Ca2+チャネルの過渡的複合体形成による神経活動依存的な転写制御機構に関する研究
Publicly Offered Research
Project Area | Integrative understanding of biological processes mediated by transient macromolecular complexes; New technology for visualizing physiologically metastable states. |
Project/Area Number |
24121718
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
清中 茂樹 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (90422980)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | カルシウムチャネル / エピジェネティクス / 神経活動 / 過渡的複合体 |
Research Abstract |
我々は、これまでに電位依存性Ca2+チャネルβサブユニットとB56δ(プロテインホスファターゼ2A副サブユニット)との相互作用を明らかにしてきた。本年度はβサブユニットによって制御される遺伝子の発現の制御に関して詳細に検討した。遺伝子発現の網羅的な解析に関しては、DNAマイクロアレイを用いて評価した。βサブユニット変異マウスであるLethargicマウスと野生型マウスと遺伝子発現を比較してみたところ、Lethargicマウスにおいてチロシンヒドロキシラーゼの遺伝子発現が向上していることがわかった。リアルタイムPCRを用いて定量的な解析を行ったところ、確かにLethargicマウスにおいてチロシンヒドロキシラーゼの遺伝子発現が上昇していることがわかった。 次に核に移行したβサブユニット複合体の核内での振る舞いに関して、免疫沈降法を用いて評価した。その結果、βサブユニット複合体は、ゲノム上においてチロシンヒドロキシラーゼ遺伝子の上流配列に結合していることがわかり、βサブユニット複合体が直接的にチロシンヒドロキシラーゼ遺伝子の発現制御を行っていることがわかった。プロテインホスファターゼ2Aはヒストンの脱リン酸化を行うことが知られる。従って、βサブユニット複合体は活動電位依存的に核内移行しチロシンヒドロキシラーゼ遺伝子に結合することで、βサブユニット複合体に含まれるプロテインホスファターゼ2Aがヒストンの脱リン酸化を行い、転写を制御していると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Genetically encoded fluorescent thermosensors visualize subcellular thermoregulation in living cells.2013
Author(s)
Kiyonaka S, Kajimoto T, Sakaguchi R, Shinmi D, Omatsu-Kanbe M, Matsuura H, Imamura H, Yoshizaki T, Hamachi I, Morii T, Mori Y.
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Journal Title
Nature Methods
Volume: 10
Pages: 1232-1238
DOI
Peer Reviewed
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