2014 Fiscal Year Annual Research Report
ガドリニウムの熱中性子吸収反応でのガンマ線の相関測定
Publicly Offered Research
Project Area | New development in astrophysics through multimessenger observations of gravitational wave sources |
Project/Area Number |
25103513
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
作田 誠 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (40178596)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 熱中性子吸収反応 / ガドリニウム中性子捕獲 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究「ガドリニウムの熱中性子吸収反応でのガンマ線相関測定」の目的は、熱中性子(エネルギーEn=0.002-0.025eV)をガドリニウム標的(10ミクロン厚)に照射し、生成する各ガンマ線のエネルギーと2-3本のγ線の角相関を標的を囲ったゲルマニウム半導体検出器群(ANNRI装置)で世界で初めて測定することであった。その結果、代表者が既に推進しているガドリニウム添加の水チェレンコフ装置開発に必須な基礎データを提供するものであった。 実績結果: 1)測定には、JPARC物質生命科学実験施設(MLF)の世界最高の強度とエネルギー分解能を有する熱中性子ビームとゲルマニウムガンマ線検出器群(ANNRI)を使い、データを35億事象以上取得した。 2)解析も順調に進み、新しい結果を、2つの国際会議、数回の日本物理学会で発表し、2つのプロシーディングス誌(査読付き)に出版した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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