2014 Fiscal Year Annual Research Report
Siナノドットの非線形光学特性変化に対する動力学的解析
Publicly Offered Research
Project Area | Materials Design through Computics: Complex Correlation and Non-equilibrium Dynamics |
Project/Area Number |
25104716
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
重田 育照 筑波大学, 数理物質系, 教授 (80376483)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 非線形光学応答量 / ジラジカル |
Outline of Annual Research Achievements |
物質にレーザー光のような非常に強い光が照射されると、光電場に非線形に応答する分極が観測される。この非線形光学応答特性に優れた材料は、超高速スイッチや大容量記憶装置等の光デバイスに利用される基盤物質として大変重要である。一方、現代の高度情報化社会を支える基盤物質の一つはシリコンであり、その微細化技術の進展により、ナノサイズのシリコンを合成できるようになってきた。その中でも半導体の超微粒子であるナノ結晶は、光学的・電気的・磁気的物性がサイズによって著しく変化し、分子や固体とは異なる挙動を示すため、新しい機能性材料として注目されている。本申請課題では、光応答メモリの実現に向けた基礎研究を行う。25年度は低次元周期系RSDFTおよびRS-CPMDのプログラム開発を行った。特に後者のRS-CPMDの研究開発に関しては、京コンピュータにおいて有機溶媒1600原子系のベンチマークを行い、1024CPU(8192cores)を用いて、1ステップ6秒程度、64CPUに対して30%のストロングスケーリングを達成した。これらの低次元周期系RSDFTおよびRS-CPMDに関しては、現在、論文をまとめている所である。また、光学材料の研究に関して、ジラジカル系の光吸収スペクトルを計算し、スピン平均を取ることで実験のスペクトルを再現することに成功し、その業績に関してはMolecularPhysics誌に掲載予定である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)