2014 Fiscal Year Annual Research Report
Ξ原子のX線測定によるΞ粒子と原子核間のポテンシャルの研究
Publicly Offered Research
Project Area | Nuclear matter in neutron stars investigated by experiments and astronomical observations |
Project/Area Number |
25105512
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
谷田 聖 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 客員研究員 (00360587)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ストレンジネス核物理 / エキゾチック原子 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度中にはJ-PARCのハドロンホールの利用が再開されなかったため、実験を遂行することはできなかった。そのため、ハドロンホールが利用可能になり次第現場作業にとりかかれるよう、実験準備を行った。 現場作業時に手直しを行う必要はあるものの、基本的にはカウンターは全部完成した。6月にはそれらのカウンターを東北大学ELPHの電子ビームを用いてテストし、全てのカウンターについて全て狙った性能を達成しているとの結果を得た。テストの結果判明したわずかの問題も、現在までには全て解決している。トラッキングチェンバーについても、ワイア切れの修理が完了し、宇宙線によるテストを行った。チェンバーの1つは全く問題なく動作したが、もう1台については、わずかながら(2%ほど)検出ロスがあることが判明した。これは特に大きな問題ではないが、解決した方が良いのは間違いないので、現在原因を調べている。 一方、X線検出器であるHyperball-Jについては、平成26年度末までに、E13実験のためのインストールが終了した。平成27年4月のE13ビームタイムでは、多少の問題があったものの、おおむね順調に動作した。ただし、ノイズレベルがまだ高く、エネルギー分解能が本研究で目指しているレベルより多少悪いので、今後ノイズ落としの作業を行う予定である。 なお、ハドロンホールの利用は平成27年4月に再開され、本研究が行われる予定のK1.8ビームラインではE13実験が行われた。順調に行けば、本研究の最初のビームタイムは2年遅れの2016年度に行われる予定である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)