2013 Fiscal Year Annual Research Report
未同定X線天体を用いた新しい中性子連星系の探査
Publicly Offered Research
Project Area | Nuclear matter in neutron stars investigated by experiments and astronomical observations |
Project/Area Number |
25105516
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
前田 良知 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (80342624)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | X線天文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
銀河系バルジの 48 未同定天体の内、半分を目標に設定して、観測提案を予定していた。そのうち、平成25年度中に取得予定であったチャンドラ衛星の観測が衛星運用の都合で遅れ、平成26年度にずれ込んだ。実際の観測日時を以下にまとめる。 (天体名, 観測開始日時)=(RXJ174559.6-370055 2014-05-30 19:30:15, RXJ182339.2-345412 2014-07-25 14:08:04, RXJ181119.4-275939 2014-09-09 04:59:09, RXJ172231.6-190422 2015-01-30 18:29:25, RXJ170856.9-235936 2015-01-31 08:20:57) これに伴い、資金の延長申請をした。26年度中に観測は行われ、遅延は発生したが研究を遂行できた。早速データ解析に着手し、並行して光赤外の対応天体を進めている。 一方、すでに取得したデータを用いて論文を作成し、いままでに二本の査読論文が受理され、1 本が投稿中である。ドラフト段階のものが3 本ある。今年からは残りの24 天体の観測提案を通すこと、いままで解析した天体の光赤外追観測を進めること、観測が済んだ24 天体からNS のpopulation についてもまとめを開始している。また、観測と平行して、Astro-H 衛星の観測準備を進めており、2台搭載される軟X 線望遠鏡を完成させている。いままでの二年間で地上較正データの取得開始にこぎつけた。来年度も継続し、平成27年度の観測開始に備える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成25年度中に取得予定であったチャンドラ衛星の観測が衛星運用の都合で一部のデータ取得が遅れたものの、観測が行われた。ASTRO-H での研究を発展させるため、望遠鏡部の性能評価を進めた。
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Strategy for Future Research Activity |
取得データの解析をすすめ、論文作成を進める。 平成27年度に予定されているASTRO-Hの打ち上げに向けて、望遠鏡の応答関数の構築を進める。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] A New Cluster of Galaxies towards the Galactic Bulge, Suzaku J1759- 34502013
Author(s)
Mori, H. , Maeda, Y., Furuzawa, A., Haba, Y., & Ueda, Y.
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Journal Title
Publications of the Astronomical Society of Japan
Volume: 65
Pages: 102-1 102-7
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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