2014 Fiscal Year Annual Research Report
胸腺皮質微小環境の形成と機能の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Analysis and synthesis of multi-dimensional immune organ network |
Project/Area Number |
25111516
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
新田 剛 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30373343)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 胸腺 / T細胞 / 胸腺上皮細胞 / 微小環境 / 皮質 / 炎症 / IL-17 |
Outline of Annual Research Achievements |
胸腺の微小環境を形づくる胸腺上皮細胞(皮質上皮細胞と髄質上皮細胞)の分化機構と機能の解明は、T細胞の分化とレパトア選択のしくみを理解するうえで重要な課題である。本研究では、独自に樹立した皮質上皮細胞の減少を示す自然変異マウスTNに着目し、その疾患責任遺伝子の同定と表現型解析を行うことで、皮質上皮細胞の分化メカニズムの解明とT細胞免疫システムにおける胸腺皮質の生理的意義を明らかにすることを目的とする。初年度に、TNマウスの原因変異がPsmb11(β5t)遺伝子のミスセンス変異(G220R)であることを同定し、皮質上皮細胞が欠損するメカニズムを明らかにした。また、TNマウスでは、IL-17産生能をもつγδT細胞(γδT17)が増加していることが示された。 二年度目では、TNマウス胸腺におけるγδT細胞サブセットについて、胎生期から成体期までの細胞分化の定量的解析と、胸腺組織内分布を調べた。TNマウスでは皮質上皮細胞の欠損が顕著となる新生仔期以降に、Vγ6+細胞の増加とVγ4+細胞の減少が観察された。また、胸腺組織解析から、TNマウスでは皮質に局在するVγ4+細胞が著しく減少することがわかった。一方、Vγ1+細胞の頻度や、Vγ5+細胞の頻度および組織内分布には差は見られなかった。これらのγδT細胞の変化に伴い、TNマウスでは、Vγ6+細胞が関わる肺の炎症が亢進し、Vγ4+細胞依存的な皮膚炎は減弱していた。従って、皮質上皮細胞は、γδT17のレパトアを制御し、末梢組織における炎症応答を調節する役割をもつことが示唆された。さらに、皮質上皮細胞によるγδT17の分化制御メカニズムを探るため、マイクロアレイによる遺伝子発現解析を行い、皮質上皮細胞に高発現する機能未知のB7ファミリー分子B7TNを見出した。現在、B7TNの役割と機能を明らかにするため、KOマウスの表現型解析を進めている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] The thymic cortical epithelium determines the TCR repertoire of IL-17-producing γδT cells.2015
Author(s)
Nitta T, Muro R, Shimizu Y, Nitta S, Oda H, Ohte Y, Goto M, Yanobu R, Narita T, Takayanagi H, Yasuda H, Okamura T, Murata T, Suzuki H
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Journal Title
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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