2014 Fiscal Year Annual Research Report
血行性転移における動く細胞と場のクロストーク
Publicly Offered Research
Project Area | Cross-talk between moving cells and microenvironment as a basis of emerging order in multicellular systems |
Project/Area Number |
25111719
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
齋藤 大介 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (90403360)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ニワトリ胚 / 始原生殖細胞 / 血行性転移 / 細胞移動 |
Outline of Annual Research Achievements |
トリ胚の始原生殖細胞は発生の際、血管内を移動することで最終ゴールである生殖腺に到達する。代表者は前年度までに、トリの始原生殖細胞が血管内を循環移動し、のちに特定の毛細血管で移動を停止し、その停止位置に存在する血管壁を通り抜けることを見出していた。さらに、特定の毛細血管にて移動を停止する際には、生殖細胞がもつ高弾性(細胞として硬いということ)が重要であり、かつその硬さの担い手がActinであることも見出していた。 当該年度はこの結果を受け、始原生殖細胞においてActin分子がノックダウンされた際の、血管内細胞挙動の解析を計画した。Actinを始原生殖細胞特異的にノックダウンする方法が必要であるが、血管内の始原生殖細胞に対してのみダイレクトに遺伝子ノックダウンを行うことが困難であることがわかった。そこで、始原生殖細胞の遺伝子操作を可能にするために、この細胞の培養法の確立を試みてきた。浸透圧を250mOsmに調整した特別培地にいくつかのサプリメント、成長因子、およびニワトリ血清を加えた条件でニワトリの始原生殖細胞が安定に培養できることがわかった。現在遺伝子導入条件の検討を行っており、この検討が終わり次第Actinの機能解析に移行し、H28年度中の論文投稿を目指す。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] AP-2β is a transcriptional regulator for determination of digit length in tetrapods.2015
Author(s)
Seki, R., Kitajima, K., Matsubara, H., Suzuki, T., Saito, D., Yokoyama, H. and Tamura, K.
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Journal Title
Dev. Biol.
Volume: 407
Pages: 75-89
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Angiogenesis in the developing spinal cord: Blood vessel exclusion from neural progenitor region is mediated by VEGF and its Antagonists.2015
Author(s)
Takahashi, T., Takase, Y., Yoshino, T., Saito, D., Tadokoro, R. and Takahashi, Y.
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Journal Title
PLoS One
Volume: 10
Pages: e0116119
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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