2013 Fiscal Year Annual Research Report
植物の単一細胞における遺伝子発現操作による環境応答解析法の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Environmental sensing of plants: Signal perception, processing and cellular responses |
Project/Area Number |
25120728
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen University |
Principal Investigator |
浦和 博子 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 准教授 (70213519)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 植物 / 環境応答 / 赤外線 / 光スイッチ / 熱ショック応答 / バイオテクノロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
赤外レーザ誘起遺伝子発現操作システム(Infrared Laser-Evoked Gene Operator ; IR-LEGO)は熱ショックプロモーター下流に発現させたい遺伝子のコード領域を持つトランスジェニック生物を作製し、標的とする細胞に赤外線をあてて温め目的遺伝子を発現させるシステムである。細胞系譜や、遺伝子機能の解析を生体内で行うためのツールとして開発され、植物では、シロイヌナズナにおいて、根をはじめ様々な組織で単一細胞レベルでの遺伝子の発現誘導を可能としてきた。本年度においては、遺伝子発現誘導以外の利用法の開発を開始した。本領域においては、温度に関する環境感覚の解析が行われている。この解析にあたり、顕微鏡下の1つの視野の中で、温度差のある領域をつくる手段としてのIR-LEGOの利用である。このために、IR-LEGOの照射による温度上昇域及び、上昇させる温度の調整を行った。温度に関する環境感覚の変異株を用いた実験において、IR-LEGOを用いた加温により野生株との違いが観察された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度よりのテーマである細胞間コミニケーション解析が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
温度に関する環境感覚解析にIR-LEGOを用いるためには、絶対温度の測定が不可欠である。現在、共同研究による絶対温度が測定できる温度プローブを開発中である。温度プローブが完成次第、シロイヌナズナに導入し、IR-LEGOの加温による温度変化を測定する予定である。
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Research Products
(6 results)