2014 Fiscal Year Annual Research Report
神経幹細胞の自己複製とneurogenesisに関わる血管内皮分泌因子の解析
Publicly Offered Research
Project Area | Vasculo-neural wiring and their interdependent crosstalk |
Project/Area Number |
25122715
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
並木 淳 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (20189195)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 血管内皮細胞 / ニッシェ / 神経新生 |
Outline of Annual Research Achievements |
血管内皮前駆細胞(EPC)が分泌する神経幹細胞(NSC)の自己複製促進因子(ここではEPC factor1と呼ぶ)が神経再生に効果的に働くメカニズムを空間的・時間的に解析し、血管内皮が分泌する生理的蛋白質EPC factor1を用いた、内在性NSCによる再生医療への橋渡しとなることを目標として、以下の研究成果を得た。 EPC factor1のin vivoにおけるneurogenesis促進作用を免疫組織学的に検討するため、遺伝子組み換えEPC factor1蛋白質を作製し、成体マウス脳室内に浸透圧ミニポンプを用いて1週間の持続投与を行った。投与終了後1日ないし3日間の生存期間をおいて、BrdU標識後に脳組織を採取し、脳内neurogenic regionである脳室下帯(subventricular zone)のtransit amplifying cell、ならびにneuroblastをそれぞれMash1、Doublecortin抗体染色し、陽性細胞を定量して対照群と比較した。その結果、EPC factor1注入群において、BrdUとDoublecortinに二重陽性の新生幼弱神経が対照群に比して有意に増加しており、EPC factor1のNSCに対するneurogenesis促進効果が示された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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