2013 Fiscal Year Annual Research Report
ノックイン細胞を用いたヒト脂肪細胞分化系の構築
Publicly Offered Research
Project Area | Molecular Basis and Disorders of Control of Apetite and Fat Accumulation |
Project/Area Number |
25126711
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤倉 純二 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70378743)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 脂肪細胞 / iPS細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
脂肪細胞分化に必須の転写因子であるPPARγのBACクローンをライブラリーから入手した。 ゲノムと50 bp以上の相同配列を両端に持つマーカー遺伝子断片を作成しBACへのターゲティング断片を作成した。これをBACを保持する大腸菌内へRed/ET recombinase発現ベクターと共にエレクトロポレーションにより導入し、カナマイシン耐性により選択し、BACターゲティングベクターを作成した。 得られたBACターゲティングベクターをヒトiPS細胞へエレクトロポレーションにより導入しG418による薬剤選択によりBACターゲティングベクターの染色体挿入が生じたクローンを単離した。 ゲノムDNAを採取し、定量的PCRによりゲノムに挿入されたベクターのコピー数を産出し正確にノックインされたiPS細胞クローンを複数樹立した。得られたノックインiPS細胞を通常の胚様体形成法により分化させた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
PPARγノックインiPS細胞の妥当性確認の為既存の脂肪細胞分化系を用いiPS細胞からの分化実験を行ったところ、マーカーであるPPARγの発現が認められないという治験の発見があった。研究遂行上この現象の本質を見極めることは重要であるため、マーカーの再検討を行う必要が生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
既報の分化系なども用いて、分化マーカーの発現を蛍光により追跡できることを確認後、分化系の最適化を行っていく予定である。 脂肪細胞分化に必須の転写因子としては他にC/EBPα、C/EBPβ等が、またアディポカインとして比較的特異性の高い発現をする遺伝子には、Leptin、Adiponectin等がある。 これらのゲノム遺伝子領域を有するBACクローンをBACライブラリーから入手し、PPARγ同様にノックイン細胞を樹立し、脂肪細胞分化系譜を顕かにする予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Leptin restores the insulinotropic effect of exenatide in a mouse model of type 2 diabetes with increased adiposity induced by streptozotocin and high-fat diet.2014
Author(s)
Sakai T, Kusakabe T, Ebihara K, Aotani D, Yamamoto-Kataoka S, Zhao M, Gumbilai VM, Ebihara C, Aizawa-Abe M, Yamamoto Y, Noguchi M, Fujikura J, Hosoda K, Inagaki N, Nakao K.
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Journal Title
Am J Physiol Endocrinol Metab.
Volume: 307
Pages: E712-9
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Presentation] 先天性全身性脂肪萎縮症患者からの疾患特異的iPS細胞樹立と解析2014
Author(s)
森 栄作, 藤倉 純二, 中尾 一泰, 野口 倫生, 日下部 徹, 海老原 健, 田中 孝之, 浅香 勲, 細田 公則, 稲垣 暢也, 中尾 一和
Organizer
第57回 日本糖尿病学会 年次学術集会
Place of Presentation
大阪国際会議場
Year and Date
2014-05-24