2014 Fiscal Year Annual Research Report
織物の反射および散乱の計測とモデル化
Publicly Offered Research
Project Area | Integrative studies of neural mechanisms and advanced information technologies for perception of material and surface qualities |
Project/Area Number |
25135730
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
田中 弘美 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (10268154)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 質感脳情報学 |
Outline of Annual Research Achievements |
織物の反射と表面下散乱特性を,超高解像度HDR観測画像データから高精度に抽出し,そ れらをモデリングし,光沢や質感を忠実に再現しフォトリアリスティックなレンダリングを実現することを目的とする.さらに,織物の鏡面反射光の色は光源色ではないことが報告されているが,織物の光沢が何色であるかを明らかにするこ とを目的とした. H26年では,前年度で構築した高解像度・高分解能2ショット型6バンド型HDR画像計測システム により織物の高分解能6バンド画像を獲得し,各画素(7μm)において,部分最小二乗法(PLS法)を用いて高精度に分光スペクトルを推定する方法を提案した.織物の反射光のダイナミックレンジが大きいことを考慮し,各教師データのRGB全部の光の強さの和を1として,R,G,Bを それぞれの相対比の値(色構成比)に変換してPLS推定法を改良した.次に,推定分光反射率から理想光源下でのxy色度分布、RGB画像を生 成し画像ヒストグラムから、拡散反射成分と鏡面反射成分に分離し,鏡面反射の分光反射率を抽出し,織物の微小構造から観測される鏡面反射光の色度と微小構造における領域との関係の解析した. 織物の光沢は,正反射方向に近づく程光源色から遠ざかり,物体色が強くなる方向へ変化した.一方,光 源色に近い弱い光沢がたて糸の一部において観測され,単繊維の断面形状と向きによって決まる微小面の向きに影響されることが確認された.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)