2015 Fiscal Year Annual Research Report
独自の合成方法論を基盤とするプローブ分子の創製
Publicly Offered Research
Project Area | Chemical Biology using bioactive natural products as specific ligands: identification of molecular targets and regulation of bioactivity |
Project/Area Number |
26102736
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
菅 敏幸 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (10221904)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 人工カイノイド / MFPA / 蛍光プローブ / キラルNi 触媒に / Huisgen 反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、人工カイノイドである MFPAの蛍光プローブの合成を行った。MFPA は脳内のグルタミン酸受容体 (GluR) に作用し、強力な神経脱分極活性を示すことが知られている。GluR は記憶の形成に関与すると考えられており、この受容体の詳細な研究がアルツハイマー型認知症やてんかんなどの発症メカニズムの解明につながると期待できる。また、強力なMFPAに蛍光プローブ機能を付与することで細胞や生体内での動態解明が期待できる。 まず、MFPA のピロリジン環上の 3, 4 位の立体化学はニトロスチレンとα―ケトエステルとのキラルNi 触媒による縮合反応により立体化学を制御した。続いて、ラネーニッケル存在下にて高圧水素添加反応を行うことで、ニトロ基のアミンへの還元と、ケトンへの環化と生じたイミンへの還元が一挙に侵攻した MFPA の主骨格を構築した。さらに、ピロリジン環の 2 位を異性化後、芳香環上にアルキル側鎖をクロスカップリングにて導入し、末端にアジド基を有するプローブ前駆体を合成した。このプローブ前駆体は、アミノ酸部分を保護することなく、Huisgen 反応による TokyoGreen 誘導体および Triazapentalene 誘導体の連結が可能となった。合成した蛍光プローブはラットに対してカイニン酸と同程度の活性があることが明らかとなり、細胞の動態研究も可能にした。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Effect of 2-Azahypoxanthine (AHX) Produced by the Fairy-Ring-Forming Fungus on the Growth and the Grain Yield of Rice2015
Author(s)
T. Asai, J.-H. Choi, T. Ikka, K. Fushimi, N. Abe, H. Tanaka, Y. Yamakawa, H. Kobori, Y. Kiriiwa, R. Motohashi, V. K. Deo, T. Asakawa, T. Kan
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Journal Title
Jpn. Agric. Res. Quart.
Volume: 49
Pages: 45-49
DOI
Peer Reviewed
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