2015 Fiscal Year Annual Research Report
可視高精度分光撮像測光による系外惑星大気の研究
Publicly Offered Research
Project Area | New Frontiers of Extrasolar Planets: Exploring Terrestrial Planets |
Project/Area Number |
26103703
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
土居 守 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00242090)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 系外惑星 / 掩蔽観測 / 可視分光観測 / 可視同時撮像観測 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、低分散分光撮像装置LISSに系外惑星観測用のスリット(10秒角)を製作、西はりま天文台口径2mなゆた望遠鏡のカセグレン焦点の搭載した。2015年12月13日に系外惑星の見つかっているXO-3システムを、掩蔽時刻の少し前から参照星と共に観測を行った。掩蔽時刻になると、惑星XO-3bに起因すると思われる約1%の明るさの現象を観測した。しかし、約1時間後から曇天となり、掩蔽途中で観測を終えることとなった。 上記の観測結果は2016年2月21-24日に石垣島で開催された国際研究会”Exoplanets and Disks: Their Formation and Diversity III”でポスター発表を行った。LISSによる掩蔽観測は、天候の問題を除けば成功と言えるので、2016年度以降も継続することとした。 また、将来の高精度観測をめざし、15バンド同時撮像装置DMCの高感度化のため、完全空乏層型CCDを3個購入した。またその他の財源によりCCDを10個購入した。さらに読み出しエレクトロニクスの必要部品などを購入、デュワーの設計を勧めた。DMC改良は計画時にくらべより高い感度のCCDを搭載することになったが、一方、財源の都合で、高感度化の完成は2016年度となった。DMCによる系外惑星観測は2016年度以降にDMCの改良が完了次第、申請時の計画より高感度な観測を実施していくことができる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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