2015 Fiscal Year Annual Research Report
アナーキーと陽子崩壊
Publicly Offered Research
Project Area | Unification and Development of the Neutrino Science Frontier |
Project/Area Number |
26105507
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
村山 斉 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任教授 (20222341)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 宇宙物理 / 素粒子論 / 素粒子実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
H27年度は、H26年度に発見したアナーキー理論の固有値への拡張を行い、レプトジェネシスがアナーキー理論と非常に整合性が高く、宇宙の物質・反物質非対称性を自然に説明できることを、定量的に示した。一方残念ながら、ニュートリノ振動で測定できる CP の破れと、レプトジェネシスに必要な CP の破れには相関が全くないこともはっきりした。ニュートリノ振動実験は、レプトジェネシスの「状況証拠」にはなりうるが、「直接証拠」にはなり得ないことがわかる。また、宇宙論からのニュートリノの質量和についての制限、ニュートリノのない二重β崩壊からのマヨラナ性への制限とは深い相関があり、今後の実験の結果が重要であることもはっきりした。 また、H27年度の研究計画として提案した通り、新しい超対称性の破れの伝達機構をまず発表し、今まで問題であった軽いグラビティーノの質量の上限と、LHC 実験からの超対称性の破れのスケールの下限を整合させることができた。これで今後の陽子崩壊の探索での寿命と分岐比を研究できるところまで来ている。しかし年度途中で廃止となったため、陽子崩壊の研究を完成させるところまではできなかった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] Overview2015
Author(s)
村山斉
Organizer
AdS/CMT Workshop
Place of Presentation
東京大学
Year and Date
2015-05-26 – 2015-05-26
Invited
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