2015 Fiscal Year Annual Research Report
輻射シーソー機構と宇宙の暗黒セクター
Publicly Offered Research
Project Area | Unification and Development of the Neutrino Science Frontier |
Project/Area Number |
26105509
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
青木 真由美 金沢大学, 数物科学系, 准教授 (70425601)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ニュートリノ / バリオン数生成 / 暗黒物質 |
Outline of Annual Research Achievements |
ニュートリノ質量の生成機構と素粒子論的宇宙論における問題とが結びつけられる以下のような研究を行った。(i) ニュートリノ質量が輻射補正によって生成される素粒子標準理論の拡張模型を提案し、予言される暗黒物質や暗黒輻射の寄与を議論した。(ii) ニュートリノ質量を生成する機構の一つとしてインバースシーソー機構が知られている。この機構が働くためには小さなマヨラナ質量を持つ新フェルミオンが必要とされるが、その小さな質量をシーソー機構で導出する新たな模型を議論した。特にレゾナントレプトン数生成によって、宇宙のバリオン非対称性が説明出来ることを示した。(iii) アクシデンタルな対称性によって安定となるミニマル暗黒物質が、右巻きニュートリノの崩壊によって非熱的に生成されるシナリオを提案した。これにより新たな質量領域におけるミニマル暗黒物質が実現可能であることが示された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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