2015 Fiscal Year Annual Research Report
ケミカルシフトの違いを利用したフッ素MR画像による複数の脳内異常蛋白の同時解析
Publicly Offered Research
Project Area | Brain Environment |
Project/Area Number |
26111709
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
遠山 育夫 滋賀医科大学, 分子神経科学研究センター, 教授 (20207533)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 脳神経疾患 / アルツハイマー病 / 核磁気共鳴画像 / 診断 / 治療 / ベータアミロイド |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、クルクミンの構造を一部変えた新規の化合物を多種類合成して、アルツハイマー病の老人斑を検出する MR 画像診断用試薬の開発に取り組んできた。今回、それら化合物のひとつである Shiga-Y5 が、認知症の治療効果を持つことをアルツハイマー病のモデルマウスを用いて明らかにした。Shiga-Y5は、アルツハイマー病の画像診断薬としても治療薬としても役立つ可能性を示唆している.。この成果を国際学術誌に掲載・発表した(Neurobiol Aging 36: 201-210 2015)。また、本研究で開発した40種類のクルクミン誘導体のアミロイド結合能や細胞毒性抑制作用などをまとめてデータベース化し、論文発表した( Biochem Biophys Report 4: 357-368, 2015)。 さらに、フッ素MR画像法を用いると非放射性同位元素である19FのもつNMR信号を利用して、PETと同様な機能画像を得ることができることから、「脳内環境」で開発した技術やMR画像診断薬について総説としてまとめて報告した。なかでも試薬の出す19F-NMR信号のケミカルシフトの違いを利用した二重フッ素画像法を利用して、世界で初めてアミロイドオリゴマーの候補画像を得ることに成功し、国際学術誌に報告した(Ageing Research Reviews, 2016 doi: 10.1016/j.arr.2015.12.008)。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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