2016 Fiscal Year Annual Research Report
天然物ケミカルバイオロジーの研究
Compiling the Research Achievements
Project Area | Chemical Biology using bioactive natural products as specific ligands: identification of molecular targets and regulation of bioactivity |
Project/Area Number |
16H01686
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
上田 実 東北大学, 理学研究科, 教授 (60265931)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 天然物化学 / ケミカルバイオロジー / 天然物リガンド |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、新学術領域研究「天然物ケミカルバイオロジー」の成果を世に問うことを目的として、新学術領域「天然物ケミカルバイオロジー」では、生物活性物質の標的同定に関する基礎研究を中心に研究を行った。領域から多くの標的決定に関する成果が得られたと同時に、様々な方法論のscope&limitationに関する知見を得ることが出来た。また、天然物のような多官能基性生物活性物質の多くが複数の標的をもつこと、天然物の立体化学異性体や不斉中心を削除した誘導体などの立体化学ライブラリーには、非常に高い確率で標的選択性の変化した誘導体が含まれること、またそれらのツールとしての利用などに著しい成果が得られた。 本領域で得られた成果は、天然物化学、生化学、創薬科学、基礎生物学の幅広い研究分野において、天然物を始めとする生物活性リガンドの利用が、今後重要な地位を占めることを示すものである。このため、本研究では成果の取りまとめと発信を行った。具体的には、成果報告書の刊行と成果取りまとめ公開シンポジウムを開催し、ホームページを活用した情報発信を行った。 計画班員・公募班員の採択期間内における研究成果を各班員2ページ程度でまとめ、発表論文、学会発表などを網羅する。これに代表的論文や報道発表なども纏めた成果報告書は領域で得られた成果の集大成であり、関係分野研究者に送付することで、成果の通知と活用に付した。 また、成果報告シンポジウムは、製薬企業など多くの一般参加者を含む200名以上の参加者を集め、計画班員全員の成果を班長が報告した後に、代表的成果について、班員自身による成果発表を行った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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