2017 Fiscal Year Annual Research Report
構成論的発達科学-胎児からの発達原理の解明に基づく発達障害のシステム的理解-
Compiling the Research Achievements
Project Area | Constructive Developmental Science; Revealing the Principles of Development from Fetal Period and Systematic Understanding of Developmental Disorders |
Project/Area Number |
17H06072
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
國吉 康夫 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (10333444)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
明和 政子 京都大学, 教育学研究科, 教授 (00372839)
熊谷 晋一郎 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (00574659)
大村 吉幸 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任研究員 (10598022)
長井 志江 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター, 主任研究員 (30571632)
小西 行郎 同志社大学, 研究開発推進機構, 教授 (40135588)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 発達科学 / 発達障害 / 胎児 / 神経科学 / 当事者研究 / 構成論 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトのこころの発達メカニズムをモデル化し,発達障害の発生する仕組みの理解に基づく支援法の構築を目指す方法論が新学術領域により構築され,始動した.今後も継続して発展させるためには,本領域が掲げた新しい方法論とその成果を広く発信し,学問分野としての醸成を推進する必要がある. 研究目的達成のために,人間に関する科学的データに基づき,実際に動作するモデルやシステムを構築し,動かしてみた結果を検証・評価してモデルやシステムを修正するループが不可欠であり,A.構成論,B. 人間科学, C.当事者研究の3つの研究項目を設定し,密な連携によって研究を推進してきた.取りまとめに際しても,各研究計画班の代表を務めた研究者が研究分担者として参加し,協力して成果のとりまとめを行った. 取りまとめとして,1)研究者向けに,「構成論的発達科学」の方法論をまとめた論文を日本赤ちゃん学会の学術誌ベビーサイエンスに掲載した.著者には,各計画班代表研究者が含まれている.また,構成論的発達科学の主成果の1つである胎児シミュレーションに関しては,そのモデルをオープンジャーナル(Scientific Reports)において公開した. 2)公開シンポジウムとして,第5回新胎児学研究会および発達神経科学学会第6回学術集会が,本領域の成果の総括と発展的テーマ・後継プロジェクトに関する内容で開催された.また,第40回日本母体胎児医学会で招請講演を行った. 3)継続的に発展する研究コミュニティとして,新規プロジェクトや学会活動以外に,自発運動に関する研究者が集まるGMミーティングや,新学術で共同研究を行った研究者間での持続的な連携などに結びついている. また,成果のとりまとめとして,成果報告書の冊子版(500ページ程度)を作成した.
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|