2019 Fiscal Year Annual Research Report
脳内身体表現の変容機構の理解と制御に関する成果とりまとめ
Compiling the Research Achievements
Project Area | Understanding brain plasticity on body representations to promote their adaptive functions |
Project/Area Number |
19H05441
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
太田 順 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50233127)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 神経科学 / システム工学 / リハビリテーション医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 身体性システム研究により得られた成果をまとめる成果報告書を作成した.その際,以下のアピールポイントを強調した.(1)高齢社会で顕在化する運動器障害や脳障害による運動機能低下の問題に,「身体性システム科学」という融合学問で対処できた.(2)経験ベースのリハビリから,脳内身体表現に介入するモデルベーストリハビリテーションへを提案できた.(3)身体認知と運動制御という生存に不可欠な脳の重要機能の仕組みを記述し、これらに共通する脳の計算原理に迫ることができた. 2. 身体性システム研究分野の活性化を目的として,新学術領域「身体性システム」第3回公開シンポジウムを開催し,研究者間で密な情報交換を行い,相互理解と交流を深め,全体としての整合性を取るとともに,研究成果を一般にアピールした.以下,講演内容を記す.太田 順 領域代表あいさつと概要説明,淺間 一 「身体意識とその変容メカニズムの理解・モデル化とその工学的応用」,前田貴記 「精神疾患における身体意識の異常に対する認知リハビリテーション:スマートフォンを利用したagency tuningの試み」,出江 紳一「身体性に立脚したリハビリテーションのサイエンスとアート」,森岡 周 「高次脳機能障害の病態メカニズムとリハビリテーション -半側空間無視・身体失認・失行-」,北澤 茂 「身体・空間・時間」(招待講演),芳賀 信彦 「感覚の障害と運動器」,関 和彦 「協調運動の神経制御メカニズムとその可塑性」,舩戸 徹郎 「脳卒中回復評価法の大規模データ解析と展望」. 3. 領域に所属する個々の研究者の活動(成果を他分野へ展開するシステム構築,国際ワークショップの開催,書籍の出版等),身体性システム科学の深化と広報を行った.
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)