2020 Fiscal Year Annual Research Report
生物の3D形態を構築するロジック
Compiling the Research Achievements
Project Area | Discovery of the logic that establishes the 3D structure of organisms |
Project/Area Number |
20H05608
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
近藤 滋 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (10252503)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 3D形態 / シミュレ―ション / 数理モデル / 国際交流 / 学術変革 |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトは、新学術領域3Dモルフォロジックの事後のまとめおよび成果の広報、さらに本領域の成果を種とした研究の発展を促進するために計画されたものである。当初は、国内の研究者を集めたミーティングの開催、海外での研究集会を予定してた、コロナの流行のため、全てキャンセルとなり、現在でも集会等は開けない状態である。国内研究者の交流は、ZOOM等をもちいて活発に続けており、それが、新たな学術変革領域として立ち上がっている。広報に関して最も力を入れているのは、作成した数理モデルソフトの一般公開である。現在までに7つのソフトを公開しており、できるだけ、webサイトを開けばすぐに使えるjavascritpを使って作成している。最もアクセス数の多かったものは、貝の3D形態を作成するソフトで、twitterで告知したところ、数日以内に、10000人がサイトを訪れた。このソフトは、一般後援会などにもリクエストが多く、研究内容の広報に大いに役立っている。また、3Dモルフォロジック全体の大きなテーマであった面の折り畳みによる変形をシミュレートするソフトも、スタンドアロンの状態では完成しており、wedバージョンを準備しているところである。これは、通常の人の頭で想像することが難しい面の変形を自在に可視化してくれるので、3D形態の研究全体に役に立つだけでなく、ゲームとしても使えるのではないかと思っている。このソフトに触発された面の変形に関する工学的な実験を現在進めており、それに関しては積水化学が興味を持ってくれて、産学提携の可能性が生じている。本研究費では、集会等は開くことができなかったが、ソフトの公開による広報と次期研究の基礎作り(特に人材のサポート)に大変役に立ったため、感謝している。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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